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エネルギー資源を大切に使うために

現在の経済発展はエネルギー消費の上に成り立っています。しかし、エネルギーを生み出す化石燃料は無尽蔵ではないため、大切に使う必要があります。地球温暖化の原因物質であると言われているCO2(二酸化炭素)の発生を少なくするための、オフィスや家庭でできる省エネの取り組みを紹介します。

イメージ:クールビズ

クールビズ

クールビズとは、2005年夏に環境省が地球温暖化防止のために提唱•スタートさせた省エネ運動のことです。夏季のエアコンの温度設定を28℃にし、軽装で仕事をすることが始まりでした。その運動は現在、オフィスにとどまらず家庭にまで広がっています。
クールビズによる省エネ効果は大きく、首都圏の一般的なオフィスビルで夏の室温を26℃から28℃にしたところ、約17%のエネルギー削減になったという調査報告もあります。

クールビズはエアコンの設定温度を上げるだけでなく、

  • 冷房が不要なときはオフにする。
  • ブラインドやカーテン、ベランダの植物で日差しをカットする。
  • ドア•窓の開閉を少なくする。
  • 打ち水をする。

などの工夫によって効果が上がります。
服装も薄着のほか、麻やニットといった涼感素材ならより快適に過ごせます。また、食事も旬の夏野菜で体を冷やしたり、あえて熱いものや辛いもので汗をかいたりすることで冷房の使用が抑えられます。マイ団扇やマイ水筒も有効なグッズです。
クールビズとは、夏の省エネを目的とした「ライフスタイル全般の変革」と言えます。

イメージ:ウォームビズ

ウォームビズ

夏のクールビズに伴って始まったのが冬のウォームビズです。対象期間の長さや外気温と室温の差などから、地球温暖化防止•省エネの効果がクールビズを上回るとされています。
ウォームビズでは、暖房時のオフィスの室温を20℃(政府機関では19℃)にすることを呼びかけています。オフィスの室温を23℃から20℃にすることで、暖房設備の消費エネルギーは約20%削減できます。
ウォームビズは「寒いときには着る。過度に暖房機器に頼らない」が基本です。寒がりな人は重ね着をしたり、ひざ掛けを用いたりすることで快適に仕事ができます。

オフィス自体にも、ドアからの風をパーテーションで防いだり、日中はブラインドを開けて太陽熱を取り入れ、夜間は閉めて室温をなるべく下げないようにするといった工夫をします。また、暖かい空気は部屋の上部にたまるため、小型の扇風機を短時間つけて循環させるのも効果的です。
家庭でも重ね着に加え、必要なときだけ暖房を入れ、足元を温めるなどといった工夫次第で、過度に暖房機器に頼らない生活を送ることができます。

イメージ:省エネの家

省エネの家

古くから、快適な家は「夏は涼しく、冬は暖かい」といわれます。実は、それが省エネ住宅の理想形なのです。つまり、夏は戸外の熱エネルギーが家の中へ入り込まないようにし、冬は逆に家の中の熱エネルギーを戸外へ逃がさないようにすることが大事です。
そのような快適な家にするためには、壁や床、屋根に気密性の高い建材を使い、窓にも断熱効果の高い複層ガラス(二重窓)を使用することが効果的です。また、窓には外壁ブラインドを取り付けることで更に効果が高まります。夏の日中は閉じて太陽熱の侵入を防ぎ、冬は開いて室温を上げることで遮熱と集熱を図ることができ、快適な室温維持に役立ちます。
植物の特性を活かした方法もあります。例えば、屋上に芝のような通年性の植物を栽培したり、外壁にツタをはわせたりすることで、夏には植物の蒸散作用で放熱して冷却効果を生み、冬には保温の役割を果たします。

古民家など伝統的な和風建築に特徴的な適度な通気性は、自然な空気の流れによって、家全体に熱エネルギーを行き渡らせ、室温のムラを作りません。現代建築においては、吹き抜けや小さな通気口をいくつか設置することで通気性を確保し、同様の効果を生むことができます。
さらには、再生可能エネルギーを積極的に利用していくことも大切です。太陽光や太陽熱の利用は大きな省エネ効果をもたらしてくれます。

イメージ:ヒートポンプ式家電

ヒートポンプ式家電

低炭素社会実現のためのキーテクノロジーのひとつに、空気中の熱エネルギーを吸い取って冷却や加熱に用いるヒートポンプがあります。ヒートポンプは燃焼を伴わないため、使用時に機器からCO2が排出されることはありません。利用する空気熱は太陽光や風力などと同じ再生可能エネルギーです。また、ヒートポンプ機器が消費する電力は冷却や加熱に必要な熱エネルギーよりも少なく、省エネに貢献します。 ヒートポンプ技術はすでに家電品の分野でも用いられています。

その代表例がエアコンです。冷房では、室内機で取り込んだ熱を室外機から排出します。暖房では、室外機で得た空気熱を室内機に伝えて温風にするという仕組みです。
ヒートポンプ式電気給湯機も一般に普及してきました。製品によっては、従来の燃焼式給湯機に比べ、約30%の省エネが可能となり、CO2排出量は発電時の排出を考慮しても約50%を削減できます。このほか、ヒートポンプ式家電には洗濯乾燥機や冷蔵庫などがあります。
ヒートポンプ式家電は地球温暖化防止のための重要で身近なツールであり、導入のさらなる促進が望まれます。

コージェネレーション

石油や天然ガスなどの一次エネルギーを使って発電し、その際に発生する排熱を給湯や冷暖房などでも有効活用するコージェネレーションシステムは、全体のエネルギー効率が70~80%と極めて高いのが特徴です。発電のみの方法と比較して、一次エネルギーの使用量とCO2排出量が大きく削減されます。
コージェネレーションシステムはレジャー施設やホテル、病院、工場など業務用での設置が進んでいます。近年では、一般家庭用としても電気とお湯を一緒につくる家庭用コージェネレーションシステムなどが登場しており、高い省エネ効果を持つことから、さらなる普及促進が望まれています。

参考文献

(1) 全国地球温暖化防止活動推進センター 家庭でできる取組み10項目
http://www.jccca.org/content/view/1053/678/
(2) チーム•マイナス6%
http://www.team-6.jp/try/index.html
(3) 省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」
http://www.eccj.or.jp/dict/index.html
(4) 省エネルギーセンター「快適!省エネライフ」
http://shouene-katei.go.jp/
(5) 環境省地球環境局温暖化対策課国民生活対策室 「COOL BIZ & WARM BIZ」
http://www.env.go.jp/earth/info/coolbiz/
(6) チームマイナス6%「クールビズ」
http://www.team-6.jp/try/coolbiz/
(7) チームマイナス6%「ウォームビズ」
http://www.team-6.jp/try/warmbiz/
(8) 天然ガス導入促進センター コージェネレーションシステムって何?
http://www.cgc-japan.com/japanese/cogene/index.php
(9) 東京電力 くらしのサポート「ヒートポンプで、かんたん省エネ•省CO2!」
http://www.tepco.co.jp/life/custom/e-diet/heatpump/02-j.html

(注)2010年3月末時点での掲載内容を参考にしております。そのため、記載されているURLまたはその内容が変更されている可能性があります。