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プロジェクト“MEET”篇 船舶用機械で、環境時代に挑む。造船の次代を支える、舶用機械のエキスパートたち 省エネルギーや環境対応が強く求められる、新造船マーケット。そんな中、船の運航に不可欠な各種機械=舶用機械を束ねるプロジェクト活動を通じ、船舶・海運業界の未来に挑む者たちがいる。

  • 開発物語
  • 製品・技術のご紹介

厳格化する環境規制の課題。省エネルギーの限界。その壁を“MEET”で打ち崩せ。

三菱重工では、自社で独自に開発・製造している船舶搭載用の製品や技術を組み合わせ、造船マーケットへ向けたソリューション提案を行っています。その名は“MEET”(Mitsubishi Marine Energy & Environment Technical Solution-System)。個々に船舶用機械を手掛ける社員が一丸となってプロジェクトに取り組み、総合力で船の省エネ・新環境ニーズに対応しようというものです。
今回はこの「プロジェクト“MEET”」の特長や開発に関する話を、舶用機械・エンジン事業部の岡部雅彦、樋口純、村田聡、小野嘉久、結城貴譜、江頭伸一郎に聞きました。

開発スタッフ

写真:開発スタッフ
  • 江頭伸一郎
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    舶用機械部
    舶用タービン設計課
  • 結城貴譜
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    企画・営業部
    技術統括グループ
    主席技師
  • 村田聡
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    舶用ディーゼル部
    設計課
    環境・新技術グループ
    主任
  • 岡部雅彦
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    技監・主幹技師
  • 小野嘉久
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    舶用機械部
    過給機設計課
    主任チーム統括
  • 樋口純
    原動機事業本部
    舶用機械・
    エンジン事業部
    企画・営業部
    技術統括グループ
    主任

社会的背景

これだけ船舶用の機械を手掛けている会社は他にない。だからこそ、挑戦の価値がある。

1857年以降、150年以上にわたり造船事業に携わってきた三菱重工は、船に搭載される舶用製品を広く手掛けるメーカーでもあります。舶用エンジンをはじめ、過給機、蒸気タービンなどの舶用機械は、発祥である長崎造船所をはじめ神戸造船所、横浜製作所、下関造船所、高砂製作所の各生産拠点でそれぞれ製造され、世界中の海の舞台で活躍しています。
一方、船舶・海運業界では、世界的な景気低迷にともなう省エネルギーニーズや、厳格化する環境規制への対応ニーズが急速に高まっており、舶用機械メーカーに対しても高いレベルでの対応策が求められています。

ここ2年ほどの間に、舶用燃料のC重油の価格は実に約5倍も高騰し、乱高下を繰り返しながら更に価格上昇しています。
また、船の環境規制も非常に厳しさを増しています。国際海事機関(IMO)による第3次規制が始まると、NOx(窒素化合物)の排出量を2016年には現在基準から約80パーセント減らす必要があります。SOx(硫黄酸化物)の排出量では、2020年に現行比で約98パーセント、CO2の排出量も2025年にはEEDI規制値(エネルギー効率設計指標)で現状比30パーセントもの削減が求められてきます。こういう時代になると、縦割りの体制で舶用機械の性能を個々に追求していたのでは通用しません。製品を機能的に組み合わせ、最適化を図り、総合力で省エネや環境規制に対応しなければならない。そんな潮目に来ていました。」(岡部)

写真:岡部
NOx規制
NOx規制

こうした気運が社内的にも高まり、舶用機械を束ねるプロジェクト“MEET”活動は2010年にスタート。2011年の4月1日には、これまで独立していた事業所を束ねる舶用機械・エンジン事業部が成立し、横断的かつ効率的な舶用製品づくりの基盤が整いました。

PROJECT“MEET”
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