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豪州子会社MHIAUの冷熱部門を分離・独立
新会社設立で、空調機器事業を拡大

発行 第 4776号
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 三菱重工業は、豪州の子会社Mitsubishi Heavy Industries Australia, Pty. Ltd.(MHIAU、メルボルン)から冷熱部門を分離独立させ、2009年1月より、新会社Mitsubishi Heavy Industries Air-conditioners Australia, Pty. Ltd.(MHIAA:三菱重工豪州空調株式会社)の事業を開始する。当社冷熱事業本部の直轄販社化により、機動力を高め、豪州国内を中心とするオセアニア地域での空調機器事業の拡大を狙う。当社はこれにより、豪州市場における空調機器の売上シェア拡大を図る。

 当社空調機器の販社となるMHIAAの資本金は450万豪州ドルで、当社が全額出資。本社はMHIAUの現冷熱部門の所在地であるシドニーに設置した。社長(常勤)にはMHIAU取締役(冷熱事業部長)の藤波征之が就任した。

 シドニー、メルボルン、ブリスベンの3都市を中心とする大市場は、本社直轄の営業人員の増強により、さらなる市場カバー率の拡大を目指す。他エリアは、既存地域代理店との連携強化のため、駐在事務所(Satellite Office)を設置する他、販売空白エリアへの新規地域代理店設置等の拡販策を推し進める。
 また、ニュージーランドの当社地域総代理店であり、かつダクト式空調機の大手メーカーtemperzone(テンパゾーン)社との連携も強化。同社向けにインバーター室外機のOEM(相手先ブランド)供給を行い、豪州での同社販売ルートを通じた拡販にも力を注ぐ。
 これらの施策により、販売網の整備を進めると共に、現地市場に密着した営業活動を展開し、市場ニーズに合わせた新製品の開発・投入にもつなげていく。

 豪州は安定した経済成長を背景に空調機需要が堅調であり、将来にわたって期待できる市場である。加えてオセアニア地域は北半球と季節が逆であり、当社にとっては年間を通じて空調機器の売上と生産の平準化に貢献することから、重点強化地域の一つと位置づけ、今後も営業体制の拡充や、市場競争力のある製品の積極投入に力を注いでいく。

 


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