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MBE、東日本市場対応の生産拠点を千葉県富津市に設立
生産能力の増強と輸送コストの削減が狙い

発行 第 4807号
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 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社(社長:東 完夫、本社:広島市中区、三菱重工業が100%出資、略称:MBE)は、千葉県富津市に鋼橋の新たな生産拠点を設立する。堅調な需要が見込まれる関東など東日本市場対応の拠点を確保することで、生産能力の増強と輸送コストの削減をはかって、事業拡大と競争力強化を実現していくのが狙い。稼動開始予定は2009年10月。これにより、全社の生産規模を拡大して、業界トップレベルの地位をさらに揺ぎないものとしていく。

 MBEの新たな拠点は、株式会社ハルテック(社長:北垣一郎氏、本社:東京都千代田区)が富津市に所有する工場を賃借ベースで活用、新規設備を導入してスタートする。新工場は、敷地面積約3万5,000m2、建屋面積約1万1,000m2で、東京湾臨海部に位置する。2010年4月までには生産を本格軌道に乗せる計画で、新工場の生産規模は年間1万トン以上を目指す。また、鋼橋のほか、ガスホルダーなど鋼構造物の生産も手掛けていく。規模拡大に伴い、技術、製造、建設などの各部門で経験者を中心とした積極的な採用を行っていく方針で、従業員数は当面120人規模となる。

 なお、MBEは2007年9月以降、新日鉄エンジニアリング株式会社および日鉄ブリッジ株式会社とこの分野で提携関係にあるが、この関係についても今後、深化・発展をはかっていく。

 MBEは、三菱重工の橋梁部門が2006年4月に分離・統合して発足した鋼橋を主体とする事業会社。煙突、水門、ガスホルダー、ビールタンクなども手掛ける。長大橋・特殊橋をはじめとする豊富な施工実績と多数の技術者を擁する業界のリーディング・カンパニーで、耐風・耐震・特殊施工技術分野などに高い技術開発力を有す。売上規模は約330億円(2008年度見込み)。

 三菱重工は今後も、MBEと密接に連携し、同社の事業を全面的に支援していく。

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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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