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印刷・紙工機械事業専業の新会社
市場環境の変化に対応したスリムで俊敏な事業体制へ再編

発行 第 4878号
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 三菱重工業は2010年7月1日付で、紙・印刷機械事業部を廃止し、印刷・紙工機械事業専業の新会社を発足させる方針を決定した。新会社は機械・鉄構事業本部に編入する。具体的には、当社の印刷・紙工機械事業と、販売・アフターサービスを担当している三菱重工印刷紙工機械販売株式会社を統合して発足する当社100%出資会社で、当社と子会社に分かれている諸機能を一元化して、厳しい市場環境の変化に対応したスリムで俊敏な事業体制を構築するのが狙い。これにより専業メーカーとの競争に勝ち残っていく。

 新会社は、当社の印刷・紙工機械事業を会社分割により当社100%出資子会社の三菱重工印刷紙工機械販売(株)に承継させて発足する。枚葉機・輪転機などの商業用印刷機および紙工機械の販売、設計、製造、調達、品質保証からアフターサービスまでを一元的に手掛ける。

 これまで比較的堅調に推移してきた印刷・紙工機械市場は、昨年来の世界的な経済危機の影響で設備投資が急激に減退し、短期には市場の回復が困難な状況となっている。このような厳しい事業環境の変化を乗り切り、今後成長が期待される新興国市場で拡販をはかるためには、当社にとって、スリムで俊敏な専業組織の早期立ち上げが急務となっていた。

 当社の中量産品事業の一つである印刷・紙工機械事業は、国内外の印刷・包装業界にトップブランド商品を供給してきたが、今回の専業新会社発足を機に、多様な顧客の要望に的確に応える開発戦略や地域市場戦略を一層機動的に展開していく。

 当社は新会社と密接に連携し、その事業展開を全面的に支援していく。

 


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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