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三菱重工業は、インバータ本体搭載型のターボ冷凍機「ecoターボETIシリーズ」に、250~700冷凍トンをカバーする6機種を追加し、250~350冷凍トンの3機種を5月24日に、500~700冷凍トンの3機種を9月に発売する。高効率性で空調市場の省エネ推進に貢献するインバータ機のさらなる普及を狙い、容量レンジを拡充するもの。これにより、同シリーズのラインアップは、容量150冷凍トンを最小に全11機種となる。
冷凍機本体とインバータを一体とすることでコンパクト化を実現しており、700冷凍トン機で当社固定速機比約40%の省スペースを達成した※4。冷媒にはオゾン層破壊係数ゼロのR-134aを使用。
同シリーズは、2008年に150~500冷凍トンの機種を発売。昨年度の受注に占めるインバータ機比率は60%超になっており、インバータ機の市場が着実に拡大している。これを受け、容量のカバー領域を広げ、顧客層の拡大につなげていくことにした。
3月に発生した東日本大震災に伴い関東を中心に長期の電力不足が懸念され、電力の高効率運用や節電に対する意識が急速に高まっている。当社はETIシリーズのラインアップ拡充を機に、ビル空調や工場空調などを中心にインバータ搭載ターボ冷凍機の普及、高効率機への入替推進を加速していく。
※1 COP=Coefficient of Performanceの略。成績係数のことで、値が大きいほど省エネ性が高い。
COP=定格冷凍能力(kW)]]/>÷ ※2 IPLV=Integrated Part Load Valueの略。年間運転時の負荷変動を考慮し、実使用状態に近い負荷割合と冷却水温度条件での期間成績係
数で、AHRI(Air-Conditioning, Heating and Refrigeration Institute)が制定している。
※3 当社15年前従来機固定速機 ARTシリーズ対比。一般空調負荷の場合。
※4 当社現行固定速機AARTシリーズ対比。
担当窓口:冷熱事業本部 大型冷凍機部
三菱重工冷熱システム株式会社
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