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カーエアコン事業強化に向け新会社を設立
専業化し、グローバルな事業展開を加速

発行 第 5211号
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 三菱重工業は、カーエアコン事業専業の新会社を設立し、2013年1月から営業を開始する。当社冷熱事業本部の当該事業を承継して事業を展開する当社100%出資子会社で、厳しい市場環境の変化に即応する俊敏で強靭な事業体制を構築するのが狙い。これにより、新興国での自動車産業の急速な拡大とそれに伴うカーエアコン製品の価格競争の激化などに迅速に対応、グローバルな事業展開を加速して、専業メーカーとの競争に勝ち残っていく。

 当社は今後、カーエアコン専業の事業を展開するための準備会社を設立、2013年から当社のカーエアコン事業を会社分割により同社に承継させ、本格的な専業会社の陣容を整える。
 新会社はカーエアコンの開発、設計、製造から販売・サービスまでを手掛ける。本社所在地は現在の冷熱事業本部(愛知県清須市)で、発足時の従業員数は約300人。今後の伸張が期待される電気自動車やハイブリッド車向け市場を重点的に攻略するなどして、3年後の売上600億円を目指す。

 カーエアコン事業は、国内自動車メーカーによる生産のグローバル化や新興国市場の急速な拡大に、円高基調の定着なども加わって、海外生産比率の拡大と一層のコスト競争力の強化が強く求められていた。今回の新会社設立はこのような課題に応えるもので、迅速かつ機動的な事業運営を推進して、カーエアコン事業の更なる発展を目指していく。

 当社は新会社と密接に連携、カーエアコン事業と他の冷熱製品とのシナジーを継続・強化しつつ、その事業展開を全面的に支援していく。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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