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京都府木津川市における
スマートフォンを使った情報配信サービス実証試験の実施について

関西電力株式会社
三菱重工業株式会社
凸版印刷株式会社
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 関西電力株式会社、三菱重工業株式会社、凸版印刷株式会社の3社は、京都府木津川市の協力のもと、同市内の一般家庭を対象に、スマートフォンのアプリを使った「暮らしに役立つ地域の情報配信」サービスの実証試験を、平成29年6月5日から実施します。

 この実証試験は、けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクトにおける「電気のかしこい使い方プログラム」(注1)により、個人の生活スタイルやニーズに合った情報を個別に提供することで省エネ行動の誘導に有効であるとの確認結果を受けて検討した「デマンドレスポンスを含む地域情報プラットフォームの構築」計画(注2)に基づき実施するものです。

 実証試験は、自治体やサービス提供企業各社による地域の活性化を目的とした地域情報と、運営事務局による省エネに関する情報(注3)を合わせてスマートフォンのアプリへ配信し、その情報によるお客さまの行動に基づいて、サービスの向上および省エネ行動の誘導への有効性を検証するものです。
 配信する情報は、地域のお店で使えるクーポン、地域のお店のセール情報などのほか、省エネに関する情報、イベントのお知らせ、予防接種・健康診断のお知らせなど、お客さまの生活スタイルやニーズに合った暮らしに役立つ地域情報を予定しています。
 また、アプリを使った情報の閲覧やクーポンの利用、イベントへの参加などに対して、ポイントが貯まる仕組みとなっています。

 実証試験終了後は、本サービスの事業性評価結果を踏まえ、地域の活性化や省エネ行動の誘導による電力需要を抑制する手段として、本格運用の開始や他地域への水平展開を計画しています。
実証対象 実施エリア:京都府木津川市
参加世帯数:約300世帯(予定)
実証期間 平成29年6月5日(月)~平成30年3月30日(金)
実証内容 •お客さまの生活スタイルやニーズに合った暮らしに役立つ地域情報をアプリへ配信し、アプリを使ったお客さまの行動を検証する。
•暮らしに役立つ地域情報と合わせて省エネに関する情報をアプリへ配信し、省エネ行動の誘導への有効性を検証する。

注1:関西電力株式会社、三菱電機株式会社、三菱重工業株式会社にて、平成24年度から平成25年度の夏季、冬季に、京都府の京田辺市、木津川市、精華町の一般家庭約700世帯を対象に実施した電力需要抑制のためのデマンドレスポンスの効果検証。
注2:関西電力株式会社、三菱重工業株式会社、凸版印刷株式会社、京都府にて、「電気のかしこい使い方プログラム」のデマンドレスポンス効果定着の課題をふまえ、平成27年度に検討し、作成した計画。
注3:夏季と冬季の電力需要が多くなる時間帯に、電力抑制量に応じたポイント(世帯単位)やクーポン・イベントと組み合わせた省エネ行動の依頼とその結果の連絡、省エネに関するアドバイスなど。

添付資料:地域情報プラットフォームのサービス全体像/省エネ行動のイメージ(PDF/438KB)PDF


Tags: アジア,パワードメイン
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