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あしなが育英会東北事務所の子ども達16名を招待し、「特別理科授業&MRJ工場見学ツアー」を開催しました

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 三菱重工グループは、11月19日(土曜)から20日(日曜)の1泊2日で、あしなが育英会東北事務所を通じて、東日本大震災で遺児となった小学5年生から中学2年生の男女16名を愛知県内にあるMRJ工場に招待しました。

 1日目は特別理科授業として、当社グループの紹介、三菱航空機の社員講師によるMRJに関する講義の後、「飛行機はなぜ飛ぶの~MRJ~」と題した飛行機の工作・実験授業を行いました。今回のツアーには、現在は東北を離れて生活する子どもたちも参加し、普段は顔を合わせる機会の少ない子もいたためか、最初は慣れない環境に戸惑っていた様子も、時間が経つにつれ次第に積極的に質問に答え、講義で学んだことを活かして改良を行った飛行機が遠くまで飛んだときには、とても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

 2日目はMRJ工場を見学し、本物のMRJをみて大興奮の様子でした。あっという間の2日間でしたが、子ども達からは「飛行機について詳しくなれたので、学校の自主学習で発表したい」「1日目の授業で『絶対無理とは言わずに何事にも挑戦するべき』と先生に言われたことが一番印象に残った。これからはやる前から無理とは言わず頑張りたい」「将来の選択肢ができた」「もっと宿泊してせっかく仲良くなった友だちとの交流を深めたかった」「また三菱重工のイベントに参加したい」「MRJに乗れる日が楽しみ」など、たくさんの感想があり、充実した2日間を過ごしてくれたようです。

 あしなが育英会は1988年の発足で、病気・災害・不慮の事故などさまざまな事情で親が死亡したり重度の障害を負ったりした家庭の子どもたちを国内外で支援しているNPO(非営利組織)です。当社は、三菱グループの一員としてあしなが育英会への支援を行ってきましたが、東日本大震災で遺児となった子どもたちのサポート施設「東北レインボーハウス」建設や当社製空調機寄贈による支援をきっかけに、あしなが育英会東北事務所との交流を深めて5年以上が経ちます。今回のツアーは、これまで当社グループの理科授業イベント等に参加してくれた子ども達との再会の場でもあり、数年ぶりに会った子ども達の成長も感じられる貴重な機会でした。

 CSR行動指針のひとつに「次世代への架け橋」を掲げる当社グループは、今後も、様々な活動を通じて、次世代を担う子どもたちに「ものづくり」の楽しさ伝え、子ども達の夢を応援していきます。

導入で三菱重工グループの紹介

三菱航空機社員によるMRJの紹介

当社OBの山之内先生による工作実験授業

飛行距離を競うコンテストも行いました

1日目特別理科授業の講師らと集合写真

2日目MRJ工場見学の集合写真

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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