航空機部品の品質管理の抜本的な改善に係る国土交通省からの指示について

三菱重工業株式会社
既にご報告のとおり、弊社にて製造中の各種航空機部品で製造過程の一部の作業が規定通りに行われていなかったことに関して、7月8日に国土交通省より厳重注意を受けました。その後弊社では社を挙げて調査を行い、再発防止策をまとめ8月23日同省に対し文書にて報告致しました。 それを受け本日、同省より再発防止策の確実な実施により抜本的な改善が着実に進められていくことを確認するため、今後定期的に再発防止策の実施状況を報告するよう指示を受けました。
航空機を製造する企業として、飛行安全を確保するために、各種の規定、ルールを遵守することは事業活動の根幹であります。今回の規定違反行為が起きたことを踏まえ、ルールを遵守することの重要性及び一人一人の作業が航空機の飛行安全に直結していることについての意識付けや教育を再徹底してまいります。また、それらの規定違反が長期間にわたって見過ごされていたことを反省し、現場の問題点、悩みを早期に把握、解決するための生産管理・品質管理面での仕組みづくりを行うことで、規定違反が未然に防止できる体制を構築し、信頼回復に全力で取り組んでまいります。
このような事態を発生させ、お客様及び関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを重ねてお詫び申し上げます。