三菱重工技報
    Vol. 61 No. 1 (2024)   新製品·新技術特集
    技術論文

    オペレーションズ·リサーチを用いたコンテナターミナルにおける本船荷役作業の高速自動計画技術

    High-speed Automatic Planning Technology for Ship Cargo Handling Operations at Container Terminals Using Operations Research

    古賀祐一
    Yuichi Koga
    森本陽
    Yo Morimoto
    小林栄治
    Eiji Kobayashi
    福原成浩
    Shigehiro Fukuhara
    坂本正志
    Masashi Sakamoto
    武本浩一
    Koichi Takemoto
    古賀祐一
    森本陽
    小林栄治
    福原成浩
    坂本正志
    武本浩一

    三菱ロジスネクスト株式会社(ML)では,これまで多くのコンテナターミナルにコンテナ荷役機器と情報管理システムを導入することにより,ターミナルの業務効率化に貢献してきた。一方,昨今では,少子高齢化による港湾労働者の減少とグローバル化による輸出入コンテナの取扱量増加に伴う労働力不足を解決する手段の開発が課題である。今般,三菱重工業株式会社デジタルイノベーション本部とMLは共同で,オペレーションズ·リサーチを活用し,ベテランと同程度の本船荷役作業の計画を短時間で自動作成する独自の技術を開発した。本報では,当技術の概要,独自技術,及び評価結果について説明する。